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ユーザビリティ評価法2017

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シラバス案内

基本情報

  • 授業コード
    • 31S056AON1
  • 科目名
    • ユーザビリティ評価法 (火木4)
  • 英文名
    • Usability assessment methods in Human Interface Design
  • 単位数
    • 2.0
  • 開講年度・学期
    • 2017年度 後期
  • 曜日時限
    • 火曜4限 木曜4限
  • 主担当教員名
    • 大島 直樹
  • 講義態様
    • 講義

事前履修条件

具体的な事前履修条件は設定しないが、必須の心得として、学生同士で取り組むグループワークが毎時間あるため、欠席・遅刻は厳禁である。また、他の受講生と協力し、3名程度のチームで取り組むグループ課題に強い興味や意欲のある学生と、自分一人だけで問題解決をせず,他のメンバーと十分にコミュニケーションをとりながら課題解決に向けて努力することのできる学生は歓迎する。

目的概要

「人間中心設計」に関する歴史的な背景を把握するとともに、ユーザのニーズに合った「使いやすいさ」の評価手法とその応用を習得することを目的とした講義である。ユーザからの視点で見た機械・システムの分かりやすさ、使いやすさ、便利さを評価する方法を学ぶ。ユーザビリティ評価が生まれた経緯を解説し、ユーザ評価に関する各種手法を習得する。応用例として、ソーシャルロボットに関する国際的な研究事例を概説し、人とロボットのユニークな関わりを評価する特殊な分析手法を学ぶことを目的とした講義である。

教科書名

樽本 徹也:『ユーザビリティエンジニアリング(第2版)―ユーザエクスペリエンスのための調査、設計、評価手法―』 (基本的には、上記のエッセンスをまとめたスライド・配布資料に基づき授業進行する予定)

参考書名

情報デザインフォーラム 編:『情報デザインの教室 仕事を変える、社会を変える、これからのデザインアプローチと手法』 ドナルド・A. ノーマン:『誰のためのデザイン?増補・改訂版―認知科学者のデザイン原論』 ヤコブ ニールセン:『ユーザビリティエンジニアリング原論―ユーザーのためのインタフェースデザイン』 田中 敏・山際 勇一郎:『ユーザーのための教育・心理統計と実験計画法』 Bella Martin・Bruce Hanington:『Research & Design Method Index -リサーチデザイン、新・100の法則』 

評価方法

学力考査(中間):20%、学力考査(期末):20%、レポート課題:30%の配分で評価する。レポートの提出と学力考査を受けることは必須。 不定期で授業内に学力考査(確認テスト)を10回程度実施する。また、任意の演習課題への参加やノート(板書内容の複写)の提出を促し、これらを授業への参加態度・貢献度として全体の30%の配分で評価する。

学習・教育目標(到達目標)

ユーザビリティ評価の種類と各種統計手法の役割や概略・計算手法とその利用例を説明することができる。ユーザとシステムの関わりを正しい統計学的手法を用いて評価することができる。

・授業前の事前学習  講義毎に紹介する参考文献を次回講義までに熟読しておくこと。 ・授業後又は教室外の学習  毎授業後には、授業中に習った教科書の内容や演習問題の復習などを行うこと。  宿題(グループ課題)を行うこと。

学位授与の方針(情報環境学部):DP1と対応 

テーマ・学習内容(準備学習内容)

 <第1回>「人間中心デザイン概要1」

本講義の目的、概要を述べる。本講義の基礎となる「人間中心デザイン」を説明する。人間中心デザインの立場から、「機械中心」の批判を述べる。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第2回>「人間中心デザイン概要2」

フィールドワークとエスノグラフィー、および、その手法を概説する。「人の観察」を用いる理由を学び、人間中心デザインの発想を身につける。ユーザの要求を分析する手法をさらに学ぶ。フォーカスグループ、コンテキスト調査、シナリオ分析について紹介し、人間中心デザインとこれまでの設計手法との違いを解説する。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)  

 <第3回>「ユーザビリティ評価1」

ユーザビリティ評価のひとつで、自らの知識や経験に基づいて評価する「ユーザビリティインスペクション」を解説する。「ニールセンの10ヒューリスティクス」について学ぶ。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)

 <第4回>「ユーザビリティ評価2」

ユーザビリティ評価のひとつで、自らの知識や経験に基づいて評価する「ユーザビリティインスペクション」を解説する。「ノーマンのヒューリスティクス」について学ぶ。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第5回>「ユーザビリティ評価3」

ユーザビリティ評価のひとつで、評価にユーザが関与する「ユーザテスト」を学び、具体的なテスト方法とその注意点を解説する。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)  

 <第6回>「ユーザビリティ評価4」

ユーザビリティ評価のひとつで、評価にユーザが関与する「ユーザテスト」を学び、具体的なテスト方法とその注意点を解説する。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)  

 <第7回>「ユーザビリティ評価5」

ユーザビリティ評価の応用として、WEB評価を学ぶ。さらに、ユーザインタフェース設計として重要なメンタルモデルを解説する。具体的にWEBの評価を体験する。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)  

 <第8回>「実践:ヒューマンロボットインタラクションにおけるユーザビリティ評価」

プロキシミクス(対人距離)、志向姿勢・メディアの等式、パースエイシブ技術について概説し、人とロボットのユニークな関わりを評価する特殊な分析手法を紹介する。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)  

 <第9回> 学力考査(中間)

【事前学習】教科書の指定範囲とこれまでに配布した資料を熟読し、充分復習をしてください(90分) 【事後学習】学力考査に出題された問題の内容を整理する(30分)  

 <第10回>「学力考査の出題意図解説」「統計学の基本1」

統計の基本手法、度数分布、標準偏差、確率分布について学ぶ。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第11回>「統計学の基本2」

二項分布、正規分布の基本的な考え方とその性質・規則について学ぶ。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第12回>「統計学の基本3」

前回の講義に引き続き、標準正規分布を解説し、現象の予測や予期をする方法を学ぶ。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)

 <第13回>「統計による予測,有意性の計算」

確率分布、二項分布、正規分布、標準正規分布を説明し、複数のデータがあったときの分布から予測する方法や評価の有意性について学ぶ。計算練習を行う。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第14回>「仮説検証」

統計的検定帰無仮説、仮説検定、正規分布の計算について補足を行う。ユーザビリティ評価としての検定の意味を理解し、計算練習を行う。様々な研究事例(インタラクティブテクノロジー、ソーシャルロボット等)から、仮説検証の例を紹介する。 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を次回の授業までに熟読する(30分) 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第15回> 学力考査(期末)および出題意図の解説

【事前学習】教科書の指定範囲とこれまでに配布した資料を熟読し、充分復習をしてください(90分) 【事後学習】学力考査に出題された問題の内容を整理する(60分) 

備考

授業中にレポート課題の提出・返却・解説・再提出を行ないます.要求された課題を満たしていないレポートについては,条件を満たすまで再提出を促します.条件をクリアしていないレポートを提出し,必要な修正を行なわなかった場合は,レポートの課題点が0点になることを承知してください.なお,レポート課題は学力考査(期末)の内容ともリンクしています.学力考査に出題された問題内容が理解できてレポート課題に取りかかることができます.万全の体制で毎回の授業を受講してください.

質問への対応(オフィスアワー等)

基本的には、平日の17:00〜19:00に対応します。ただし、事前にメールで連絡をとることが望ましい。教員室:教育棟203 

受講生のみなさんにメッセージ

皆さんが将来、自分の開発した製品(プロダクト)が一般のユーザにとってどのように活用されているのかを客観的に評価する際、本講義で紹介する手法を利用して下さい。統計学の基本を学び、プロダクト設計において無視することの出来ない「人とシステムとの関わり」を分析する手法を紹介します。 

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Last-modified: 2017-09-07 (木) 11:27:00 (344d)