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人間中心デザイン・認知心理2017

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シラバス案内

基本情報

  • 授業コード
    • 31S055HON1
  • 科目名
    • 人間中心デザイン・認知心理 (月水3)
  • 英文名
    • Human-centered Design and Cognitive Psychology
  • 単位数
    • 2.0
  • 開講年度・学期
    • 2017年度 前期
  • 曜日時限
    • 月曜3限および水曜3限
  • 主担当教員名
    • 大島 直樹
  • 講義態様
    • 講義

事前履修条件

  • 具体的な事前履修条件は設定しないが,必須の心得として,学生同士で取り組むグループワークが毎時間あるため,欠席・遅刻は厳禁である
  • また,他の受講生と協力し,3名程度のチームで取り組むグループ課題に強い興味や意欲のある学生と,自分一人だけで問題解決をせず,他のメンバーと十分にコミュニケーションをとりながら課題解決に向けて努力することのできる学生は歓迎する

目的概要

  • 人と関わるシステムの設計に向けて,従来の「技術仕様の視点」を「人の行動特性の視点」へシフトするための新しい価値観を習得することを目的とした講義である
  • これまでのヒューマンインタフェースに関する歴史的な背景と設計手法を把握するとともに,人にとって使いやすいシステムを設計するためのデザイン手法を学ぶ
  • さらに,ヒューマンインタフェースの応用として,人とロボットとの関わりに着目するヒューマンロボットインタラクションの国内外における研究動向を把握する
    • とくに,人の認知/行動特性を利用した最新のインタラクティブ・テクノロジー,ソーシャルロボットの研究事例を学ぶことを目的とした講義である

教科書名

  • ドナルド・A. ノーマン:『誰のためのデザイン?増補・改訂版―認知科学者のデザイン原論』
  • ドナルド・A. ノーマン:『複雑さと共に暮らす―デザインの挑戦』
    • 基本的には,上記のエッセンスをまとめたスライド・配布資料に基づき授業進行する予定

参考書名

  • 情報デザインフォーラム編:『情報デザインの教室 仕事を変える、社会を変える、これからのデザインアプローチと手法』
  • 中村 聡史:『失敗から学ぶユーザインタフェース 世界はBADUI(バッド・ユーアイ)であふれている』
  • Susan Weinschenk:『インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針』
  • Jenifer Tidwell:『デザイニング・インターフェース ―パターンによる実践的インタラクションデザイン』
  • B. J. フォッグ:『実験心理学が教える―人を動かすテクノロジ』
  • 川上浩司:『不便から生まれるデザイン―工学に活かす常識を超えた発想』
  • ジュリア・カセム他:『インクルーシブデザイン―社会の課題を解決する参加型デザイン』 

評価方法

  • 学力考査(中間):20%
  • 学力考査(期末):20%
  • レポート課題:30%
    • レポートの提出と学力考査を受けることは必須
  • 不定期で授業内に学力考査(確認テスト)を10回程度実施する
  • また,任意の演習課題への参加やノート(板書内容の複写)の提出を促し,これらを授業への参加態度・貢献度として全体の30%の配分で評価する

学習・教育目標(到達目標)

  • これまでのヒューマンインタフェースの歴史的な背景を正しく理解するとともに,人にとって使いやすいシステムについて、基本的な考え方やデザイン手法、評価手法、応用や課題などを幅広く習得する
  • 授業前の事前学習
    • 講義毎に紹介する参考資料を次回講義までに熟読しておくこと
  • 授業後又は教室外の学習
    • 毎授業後には、授業中に習った教科書の内容や演習問題の復習などを行うこと
    • 宿題(グループ課題)を行うこと
  • 学位授与の方針(情報環境学部):DP1と対応 

テーマ・学習内容(準備学習内容)

 <第1回>「人間中心デザイン授業ガイダンス」

  • ヒューマンインタフェースに関する歴史的背景を学ぶ
  • 基本的な概念や用語の解説を行い,本講義の目的と概要を説明する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第2回>「人間中心デザイン概論」

  • 本講義の主テーマとなる「人間中心デザインの手順」について解説する
  • 人間中心デザインの立場から,「機械中心」によるデザインを批判する
  • 人間中心デザインと認知心理学の関連を概説する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第3回>「デザインのレイアウト、GUIの基本用語」

  • 近接,類同,閉合の法則などを用いたデザインについて説明する
  • レイアウトのルール,GUI,インタラクションの用語を解説し,基本的な考え方を学ぶ
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第4回>「ヒューマンインタフェースの基礎、コンピュータの基本要素」

  • 従来までの開発設計方法,ヒューマンインタフェースの歴史(エニアックからマウスまで)を概説し,GUI,ハイパーテキストの誕生などを解説する
  • ヒューマンインタフェースの基本的な考え方を学び,人間中心デザインの概要を理解する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第5回>「人の観察」

  • 人間中心デザインの基本である「人の観察」について説明する
  • フィールドワークとエスノグラフィー,および,その手法を概説する
  • 「人の観察」を用いる理由を学び,人間中心デザインの発想を身につける
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第6回>「ユーザの要求の分析1」

  • タスク分析について解説し,ユーザの要求を分析する手法とそのポイントを説明する
  • 仮想的にユーザを想定して要求を分析する「ペルソナ法」について学ぶ
    • 事前学習・事後学習に関して,第1回目の講義と同様です 

 <第7回>「ユーザの要求の分析2」

  • ユーザの要求を分析する手法をさらに学ぶ
  • フォーカスグループ,コンテキスト調査,シナリオ分析について説明し,人間中心デザインとこれまでの設計手法の違いを解説する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第8回>「認知心理1」

  • 認知心理および人工知能分野の歴史をコンピュータの関連から解説する
  • また,社会的認知の例として,バランス理論を説明する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第9回>「認知心理2」

  • 認知バイアス,感情ヒューリステックス,認知的不協和理論を紹介し,機械のデザインへの応用について議論する
  • 応用例として,「交渉インタフェース」の研究事例を紹介する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分) 

 <第10回> 学力考査(中間)

  • 【事前学習】教科書の指定範囲とこれまでに配布した資料を熟読し、充分復習をしてください(60分)
  • 【事後学習】学力考査に出題された問題の内容を整理する(30分) 

 <第11回> 「学力考査の出題意図解説」「プロトタイピング」

  • プロトタイピングの概念,プロトタイピングを用いたOZ法による評価方法について説明する
  • プロトタイピングの具体的手法を紹介する
  • さらに,GUIに応じたプロトタイピング方法を解説する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)  

 <第12回>「ユーザビリティ評価1」

  • ユーザビリティ評価のひとつで,評価にユーザが関与する「ユーザテスト」について概説し,具体的なテスト方法とその注意点について解説する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)

 <第13回>「ユーザビリティ評価2」

  • ユーザビリティ評価の応用として,WEB評価を紹介する
  • さらに,ユーザインタフェース設計として重要なメンタルモデルについて説明する
  • 具体的に,WEBの評価を体験する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)

 <第14回>「ヒューマンロボットインタラクション」

  • ヒューマンインタフェースの応用として,人とロボットの関わりに着目するヒューマンロボットインタラクション研究の国内外における研究動向を紹介する
  • とくに,人の認知/行動特性を利用した最新のインタラクティブ・テクノロジー,ソーシャルロボットの研究事例を概説する
    • 【事前学習】講義で紹介する教科書の指定範囲を授業までに熟読する(30分)
    • 【事後学習】授業中に配布した資料の内容を整理する(30分)

 <第15回> 学力考査(期末)および出題意図の解説

  • 【事前学習】教科書の指定範囲とこれまでに配布した資料を熟読し、充分復習をしてください(60分)
  • 【事後学習】学力考査に出題された問題の内容を整理する(30分) 

備考

  • 授業中にレポート課題の提出・返却・解説・再提出を行ないます.
  • 要求された課題を満たしていないレポートについては,条件を満たすまで再提出を促します.
  • 条件をクリアしていないレポートを提出し,必要な修正を行なわなかった場合は,レポート課題点が0点になることを承知してください. 

質問への対応(オフィスアワー等)

  • 基本的には、平日の17:00〜19:00に対応します
    • ただし、事前にメール等で連絡をとることが望ましい
  • 教員室
    • 教育棟203 
  • E-Mail address
    • 講義内でお知らせします

受講生のみなさんにメッセージ

  • 人の行動特性に適ったインタフェースを設計することは,ユーザの誤操作を未然に防ぐだけでなく,人とシステムとの持続的な関係を築くことができます
  • 将来,皆さんが新しい製品(プロダクト)を設計することを考えた時,ユーザが安心して,楽しく使い続けられるインタフェースを社会に提供して頂きたいので,本講義の知識を習得しておくことを強く勧めます 

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Last-modified: 2017-04-13 (木) 10:37:21 (404d)